福岡県沖で2024年11月、海上自衛隊の掃海艇「うくしま」が炎上し沈没した事故で、海上自衛隊は船体の引き揚げに向けた作業を進めています。
作業にあたるサルベージ船が1日、現場付近で一時座礁しましたが、海上自衛隊は「引き揚げに影響はない」としています。
掃海艇「うくしま」は2024年11月10日、福岡県宗像市の大島沖で船体から火が出て、翌日朝に沈没しました。
現場の海域では船体の引き揚げに向けた準備が進められていて、海上自衛隊は5月に「2日から5日までの間に引き揚げる予定」と発表しています。
この引き揚げ作業のため現場にに向かっていたサルベージ船「おやしお」が1日、宗像市の大島沖で座礁し、船首部分から浸水しましたが、沈没の危険や油の流出はなく、けが人もいませんでした。
海上自衛隊は「おやしおの座礁は引き揚げ作業に影響はない」として「天候状況などをみて引き揚げ作業を進めていく方針」と話しています。