福島県福島市飯坂町の「まるせい果樹園」では、これから始まるサクランボ狩りのシーズンを前に、これまでほとんど経験したことがない事態に直面していた。

例年だと、この時期はサクランボの実の重みで、枝が垂れ下がる光景が広がるはずだが、今年は例年の半分程度しかなっていないという。

原因として考えられるのが、4月下旬の天候不良。
異なる品種の花粉を着けることで実がなるサクランボだが、受粉時期と強風が重なり花粉が十分に着かなかった可能性があるという。

まるせい果樹園の佐藤さんは「品質は良いのですが、やはり量に関しては『いつもよりいっぱいありますよ』とは言えない感じ。最後までお客様に満足していただけるくらい収穫できるかが一番不安」と語る。

量は少ないものの、甘みが強く粒が大きく育っているという今年のサクランボ。サクランボ狩りは6月上旬から始まるということ。

福島テレビ
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