千葉・船橋市の住宅街で、車の横転事故がカメラに捉えられた。運転中に壁に寄り過ぎたことが原因とみられ、ワイヤーロープに乗り上げ横転したという。事故を起こしたのは、73歳のドライバーで、直前には別の場所でも衝突事故を起こし「ぼうっとしていた」という。幸いけが人はいなかった。
高齢ドライバーの事故…通学路で車が横転
千葉・船橋市の住宅街で23日の朝に撮影されたのは、目を疑うような場面だった。

通学などで子どもたちもよく通る道で車が横転し、天地がひっくり返っていたのだ。居合わせた撮影者は「ここ通学路ですよ!通学路!」と信じられないといった様子でカメラを回していた。
また、近くの店にいた人は「店を開けたら(車が)ひっくり返っていた」と語っている。

その後、引き起こされた車は車体がボコボコで、フロントガラスは大きくひび割れていた。

取材班は事故を起こした73歳のドライバーを直撃し、一体何が起きたのか聞いてみると、ドライバーは「走っている間にちょっと(壁に)より過ぎちゃって。あっ!と思ったときにはもうひっくり返って…」と話している。

警察によると、車は道路脇に設置された電柱の転倒を防止するワイヤーロープに右の前輪が乗り上げ、宙に浮いた状態でそのまま横転したとみられている。
事故現場近くで別の接触事故も発覚
さらに、73歳のドライバーが起こした事故はこれだけではなかった。
取材班が、横転事故の前にも事故を起こしたかと尋ねると、「1回、そういうことになった。これはやっぱり寄り過ぎちゃって…」と語っている。

なんと、横転した現場から約40m離れた場所でも、ガードパイプにぶつかる事故を起こしていた。

また、取材班が「ぼうっとしていた?」と尋ねると、ドライバーは「ですね、はっきり言ってもうそれしかないです。これじゃあダメなんですけどね」と答えていた。
この事故によるけが人はいないという。
(「イット!」 5月23日放送より)