東京・浅草で22日、観光中の家族が車で走行中に、道路中央に立つ外国人の男から突然車へのパンチと怒号を浴びた。外国人の男は中指を立て挑発を続け、家族が警察へ通報すると一旦離れたが再び現れ威嚇。警察官が到着時には姿を消しており、家族は騒動の原因に心当たりがなく、「観光は歓迎だがマナーを守ってほしい」と訴えている。
外国人が道路中央で車にパンチし大声で威嚇
東京・台東区浅草で22日午後5時50分頃、旅行中の家族が目の当たりにした悲劇をカメラが捉えた。

「あっ!なになになに!?」と声をあげる撮影者。
突然車にパンチした。車が行き交う道路の真ん中でタンクトップ姿の外国人が、撮影者に向かいわめき散らしていた。
撮影者は 「(警察に)電話するね。あっ大丈夫かな?電話してみる」と冷静に判断。

騒然となる車内、すぐに警察へと通報すると外国人はその場を離れていった。
しかし、安心したのも束の間だった。撮影者は「何言ってるの?」と声を漏らす。
再び、外国語で何かを訴えてきた。さらには、威嚇するように腕の筋肉を見せつけ、ファイティングポーズをとる始末。
警察到着前に姿消し動機は謎のまま
よほど腹を立てていたのか、スーツケースを引きながらも中指を立てるなどの挑発行為を繰り返していた。

騒動の原因について被害者は、「道路の真ん中に外国人の男性が立っていて、ゆっくりその男性の横を通過したけど、その後大きな声出してこっちの方に走ってきて…何もぶつかってもいないし、何かしたというわけでもない。気持ちが分からない」と話す。
一切、心当たりがないという。外国人が何を訴えていたのか、もはや知るすべはない。

被害者は「私たちが見えるぐらいまで(外国人は)ずーっと言っていた。日本に観光とかで来るのはすごく嬉しいが、マナーを守ってほしい」と話している。
警視庁によると、通報を受けて警察官が現場に出動したが、迷惑外国人の姿は見つからなかったという。
(「イット!」5月29日放送より)