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プレスリリース配信元:ニフティ株式会社

~「ニフティキッズ」にて「AI」についての調査を実施~




ニフティ株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:前島 一就、以下、当社)は、当社が運営する子ども向けサイト「ニフティキッズ」にて、「AI」に関するアンケート調査を実施し、本日5月29日(木)にレポートを公開しました。

 本調査では小中学生を中心とした子どもたちを対象にAIの利用経験や、AIを利用する際のルールなどについてアンケートを実施し、1,430人から回答を得ました。
 子どもたちが一番よく利用するAIはAlexaやSiriなどのAIアシスタントで、約8割の小中学生が「使ったことがある」と回答しました。ChatGPTはAIアシスタントに比べると少ないものの、半数以上の人が利用したことがあるようです。
 また、勉強にAIを使ったことがあるかどうかの質問には、約4割の人が「ある」と回答しました。わからない問題の解説や、宿題の丸付け、タイマーのセットなどさまざまな用途で使っていることがわかりました。
 AIを利用する際のルールについて家や学校で決めている人は少なく、約9割の小中学生が「決めていない」と回答しました。ルールを決めている場合は、「宿題には使用しない」「時間や場所を守る」などの意見が多くあげられました。
調査レポートはこちら
■調査概要
○アンケート実施期間
 2025年3月18日(火)~4月14日(月)
○調査機関
 自社調査
○調査対象
 小中学生を中心とする「ニフティキッズ」訪問者
○有効回答数
 1,430件
○調査方法
 インターネット調査
○調査項目
 1.「AI」に興味はある?
 2.「AI」といえば何を思い浮かべる?
 3.「Amazon Alexa」や「Siri」などのAIアシスタントを使ったことはある?
 4.「ChatGPT」を使ったことはある?
 5.学校の勉強や宿題をするときに、AIを使ったことはある?
 6.【あると答えた人へ】どんなAIを、どんな風に使ったのか教えて!
 7.音楽や画像、絵を作ってくれるAIを使ったことはある?
 8.おうちや学校で、AIの使い方に関するルールを決めている?
 9.【決めているという人へ】どんなルールか教えて!
 10.こんなAIがあったらいいな、と思うAIを教えて!

■調査結果
1.「AI」に興味はある?



 74%の小中学生が「ある」と回答しました。AIが身近なものになっていることがわかります。

2.「AI」といえば何を思い浮かべる?
○基本的にはチャットAI。マイナス面に絞るとAI絵師とか。
○人工知能!SiriやAlexaを思い浮かべる。
○ファミレスの猫型ロボット
○画像を作れるAI、高度な技術を持つAI、歌ってくれるAI、動画を作れるAI
○賢くて、なんでもできる反面、人間の活動や仕事を奪っているイメージ。

 ChatGPTなどのチャット型AIやSiriやAlexaなどの音声アシスタントの名前があがりました。
 その他には、ファミリーレストランなどで料理を運んでくれる「配膳ロボット」や、「お掃除ロボット」など身近にいるAI搭載ロボットを思い浮かべた人もいます。
 画像や動画などを作成する生成AIをあげる小中学生がいた一方で、著作権やフェイク画像の問題などを指摘する回答もあり、AIは便利なだけのものではないと考える子どももいるとわかりました。

3.「Amazon Alexa」や「Siri」などのAIアシスタントを使ったことはある?



 小中学生ともに8割以上の人が利用したことが「ある」と回答し、AIアシスタントの普及率の高さがわかります。

4.「ChatGPT」を使ったことはある?



 「ある」と回答した小学生は50.7%、中学生は62.5%でした。ChatGPTのアカウント登録には13歳以上という制限があり、18歳未満の場合は保護者の同意が必要です。このような年齢制限があるため、AIアシスタントに比べて利用経験のある人が少ないのかもしれません。

5.学校の勉強や宿題をするときに、AIを使ったことはある?



 小学生よりも中学生の方が勉強や宿題にAIを利用している割合が高いことがわかりました。

6.【あると答えた人へ】どんなAIを、どんな風に使ったのか教えて!
○ChatGPTに作文の構成を考えてもらったり、文を訂正してもらった。
○CopilotというAIで数学の、解答はあるけど解説はない問題の解説をしてもらいました!
○SiriにタイマーのセットをしてもらったりChatGPTやGeminiに宿題の丸付けをしてもらった。
○わからない言葉を調べるとき打つのが面倒だったから声で
○自主学習のネタ探し

 さまざまな回答が集まりましたが、作文や読書感想文などの構成や、校正や誤字脱字のチェック、宿題の丸付けをしてもらうなど学習時の補助としてAIを利用している人が多いようです。
 その他には、タイマーセットをAIに頼んだり、音楽をかけてもらったり、調べ物を音声でするなど幅広くAIが活用されていることがわかりました。
 あくまで補助として活用しているという意見が大半を占める一方で、「作文を作らせた」などAIに宿題を任せたとの回答もありました。

7.音楽や画像、絵を作ってくれるAIを使ったことはある?



 小学生は43.3%、中学生は52.2%が「ある」と回答しました。

8.おうちや学校で、AIの使い方に関するルールを決めている?



 約9割の小中学生が「決めていない」と回答しました。学校や家庭でのルール作りはまだあまり進んでいないようです。
 しかし、2024年12月に文部科学省「初等中等教育における生成AIの利用に関する暫定的なガイドライン」の改訂版を発表したように、今後子どものAI利用が進むにつれて、適切なルール作りが必要になってくるかもしれません。

9.【決めているという人へ】どんなルールか教えて!
○AIを使って宿題をしない(計算問題をやってもらう、答えを教えてもらうなど。解説してもらうのはOK)
○アイデアを貰うまでに留めること、提出する文章は自分で書くこと
○お家は時間制限付き 学校では先生の許可があると使える
○個人情報は入力しない、勉強などをやらせない
○AIの情報を鵜呑みにせず客観的に判断すること

 宿題には使用しないことや最終的な文章は自分で書くことなど、あくまで補助として利用するよう決めているという意見が集まりました。また、使用する時間や場所などの制限を設けられている人も多いようです。
 その他には、個人情報の取り扱いへの注意や情報の真偽を判断することなど、基本的なネットリテラシーをルールとしている人もいました。


10.こんなAIがあったらいいな、と思う「AI」を教えて!
○一緒に遊んでくれたり、相談を聞いてくれるAI
○ただ、色んなことに答えたりするだけじゃなくて、本当の友だちのように話せたら良いなと思います。
○その日に合わせたおしゃれを教えてくれるAI
○家事でも、ペットの世話でも、なんでもしてくれるAI!!
○歌の直すべきところを指摘してくれるAI

 AIに「友だちのように接してほしい」という意見が多く寄せられました。相談に乗ってほしい、一緒に遊びたいと考えている人が多いようです。また、その日の服装や髪型、メイクなど見た目についての助言が欲しいという声もありました。
 その他には、「何でもしてくれるAI」「歌や絵などの添削をしてくれるAI」を希望する人もいました。

「ニフティキッズ」について



2002年に開始した、主に小・中学生を対象とする子どものためのサービス。子どもの相談に子どもが答える『キッズなんでも相談』や、インターネットを楽しく安全に使うための『わが家のインターネットルール』を作成できるコーナー、保護者や先生に向けた情報提供も行っています。

※製品名、サービス名などは一般に各社の商標または登録商標です。
※内容は発表日現在のものです。予告なしに変更されることがあります。

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