第三者委員会が漏洩事実を認定

兵庫県の斎藤知事の疑惑を巡り、告発者の私的な情報を当時の総務部長が外部に漏洩していた問題で、第三者委員会の発表から一夜明けた28日午後3時頃、斎藤知事は改めて漏洩の指示を否定した。

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兵庫県・斎藤元彦知事:
漏洩に関する指示はしていない。

この問題を調べていた県の第三者委員会は27日、当時の斎藤知事の最側近だった総務部長が3人の県議に私的情報を漏洩していたと認定した。

その漏洩について、当時の総務部長は「知事や前副知事の指示によるもの」と第三者委員会に説明していて、前副知事や同席者も証言をしているという。

漏洩が認められたことで、兵庫県から停職3カ月の懲戒処分を受けた当時の総務部長は27日夜、代理人弁護士を通じてコメントを出した。

当時の総務部長:
処分につきましては、私の業務行為が情報漏洩と評価されたものであり、誠に残念です。審査請求及び執行停止の申し立てを行い、正当性を主張したいと思います。

兵庫県民から話を聞いた。

兵庫県民(50代):
トップが指示をしたら、職員はそれをしないといけなくなるでしょうから、斎藤さんの判断が悪かったのかなとは思います。もし本当に斎藤さんが指示したなら。

兵庫県民(60代):
もう一度改めて市民に対しては「初動が間違っていました。ここは私の間違いです。ここは間違いではありません。改めて、この処分を下します」と市民に説明すべきだと思います。

兵庫県民(30代):
斎藤知事がやってこられたことは非常に賛同する部分がありましたので、ここからどう持ち直してもらえるかなと期待したいです。

斎藤知事は指示関与を一貫して全面否定

28日、兵庫県庁での会見で、改めて斎藤知事は次のように話した。

記者:
総務部長が虚偽を言っている?

兵庫県・斎藤元彦知事:
昨日も今朝も申し上げましたけども、それぞれの立場でそれぞれの認識を述べられたのだと思います。

記者:
誤解につながるような発言・やりとりもなかった?

兵庫県・斎藤元彦知事:
そういうことです。
(「イット!」5月28日放送より)

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