5月24日にプロボクシングIBF世界ミニマム級タイトルマッチに出場した熊本市出身の重岡銀次朗選手が、試合後に急性硬膜下血腫で開頭手術を受けていたことが分かった。まだ意識は戻っておらず、日本ボクシングコミッションの規定により今後、引退を余儀なくされる。
試合後に急性硬膜下血腫で開頭手術
前世界チャンピオンの重岡銀次朗選手は5月24日、2024年にベルトを奪われたフィリピンのペドロ・タドゥランにダイレクトリマッチを挑んだ。IBF世界ミニマム級タイトルマッチは両者12ラウンドを戦い、銀次朗選手は1対2の判定負け。

JBC、日本ボクシングコミッションの安河内剛事務局長によると、銀次朗選手は試合後に意識を失い大阪市内の病院に救急搬送され、急性硬膜下血腫で開頭手術を受けたという。

まだ意識は戻っておらず、開頭手術を受けたことから、日本ボクシングコミッションの規定により今後引退を余儀なくされる。

現在、まだ脳に腫れがあり、麻酔で眠らせた状態で入院し経過観察中。そばには同じくプロボクサーの兄・優大選手が付き添っているという。一日も早い回復が待たれる。
(テレビ熊本)