歌舞伎俳優の片岡愛之助さんが主演を務める特別公演が、2025年7月に長崎スタジアムシティのハピネスアリーナで開催されることが決まった。愛之助さんは初めての長崎公演への意気込みを熱く語った。
愛之助さん初の長崎へ!
長崎市内で開かれた会見に登場したのは、日本を代表する花形の歌舞伎俳優・片岡愛之助さんだ。2025年7月に長崎スタジアムシティのハピネスアリーナで開催する歌舞伎の特別公演で主演を務める。

片岡愛之助さん:歌舞伎を演ずるにあたって、初めてこの長崎で務めさせてもらう非常に胸をワクワクさせている。
今回の演目「蜘蛛絲梓弦(くものいと あずさのみはり)」は、古くから伝わる源頼光の土蜘蛛退治の話をもとにした作品。愛之助さんは頼光を襲う蜘蛛の精のほか、蜘蛛が化けた恋人や太鼓持など、ひとり5役の早替わりで演じる。

片岡愛之助さん:このひとつひとつの役どころに、ふとしたところに蜘蛛の悪い顔が見えるこう睨んで『狙ってやろうか。いけない、いけない』みたいなそういうところを見逃してほしくない。初めて歌舞伎を見る人にとっても、うってつけのおもしろい演目となっている。歌舞伎を知らなくても十分に楽しめるので気軽に足を運んでほしい。
初のアリーナでの開催!“オンリーワンの舞台”に
愛之助さんにとっても、アリーナで歌舞伎を演じるのは今回が初めてという。目指すのは“オンリーワンの舞台”だ。
片岡愛之助さん:客席の中から出られたりとか、消えたりするのをやってみたいと頭の片隅にはある。やはり客が入った時も普段と違う景色が見えるので、きっとおもしろいのではないかと思う。本当にスタジアムシティならではのものを作りたいと思っている。

この演目は愛之助さんは過去4回主演を務めているが、演出はそれぞれ異なる。今回は初のアリーナ開催ということで、アリーナならではの仕掛けがどう施されるのかが楽しみの一つだ。

舞台は7月26日、27日の1日2回公演。主催のリージョナルクリエーション長崎は地元の小中高生の無料招待も検討しているということだ。
(テレビ長崎)