ガソリン1リットルあたり「10円」を補助する政府の支援制度が22日から始まりました。
実際にガソリンの価格は下がっているのでしょうか?

智頭石油・漆原剛マネージャー:
「1リットルあたり6円安くなっております」

鳥取市にあるこちらのガソリンスタンドでは、政府の燃料支援制度が22日から始まったのに合わせ、ガソリン価格を6円値下げし、レギュラーガソリン1リットルあたり183円で販売を始めました。
これまで、政府はレギュラーガソリン1リットルあたり185円を超えないよう補助金を支給していましたが、新たな支援制度では1リットルあたり定額で最大10円補助します。
ただ、いきなり10円下がるわけではありません。
急激な価格の変化を緩和するため、補助額は週ごとに段階的に引き上げます。
今月28日までの1週間では全国の平均店頭価格が前の週より5円下がるよう補助額を設定。
実際には、直近の原油価格の上昇分を加え、石油の元売りに7.4円を補助することになりました。
以降、毎週1円ずつ補助額を増やし、6月中旬には上限の10円に達する予定です。

GSの利用者:
「10円下がったら大きいと思いますね。私が乗り始めたのは120円とか130円だった。今180円、150円以下とかが理想」
「ありがたいけど。本当はもっと下げてほしいけど。160円ぐらいだったらいい」
「高いですね。安ければ安いほどいい」

中国経済産業局によると、多くのガソリンスタンドでは、すでに仕入れた在庫から販売するため、実際に価格に反映されるのは6月以降になるところも多いということです。

智頭石油・漆原剛マネージャー:
「これを機に段階的には安くなっていくというお話なので、お客様に来店をたくさんしていただきたい」

補助金の終了時期は未定ですが、政府の予算措置では約1兆円が財源に充てられていて、2026年3月ごろまでは支援が続く見通しです。

TSKさんいん中央テレビ
TSKさんいん中央テレビ

鳥取・島根の最新ニュース、身近な話題、災害や事故の速報などを発信します。