サッカーJ3・ガイナーレ鳥取を運営するSC鳥取が、米子市で農地を活用して太陽光発電所を開設しました。農業と再生可能エネルギーの生産を両立させる取り組みはJリーグで初めてです。
米子市彦名町に開設された太陽光発電所。
サッカーJ3・ガイナーレ鳥取を運営するSC鳥取が米子市の地域新電力会社「ローカルエナジー」と連携して開設しました。
耕作放棄地を活用して芝を栽培する農地に支柱を立て、高さ3メートルのところに約430枚のソーラーパネルを設置。農業と再生可能エネルギーの生産を両立させる「営農型発電所」で、Jリーグでは初めての取り組みです。
事業費は約1700万円で気候変動対策の一環で創設されたJリーグの助成制度を活用しました。
Jリーグ・辻井隆行執行役員:
「地域も元気になりながら、気候変動対策になるところが素晴らしい」
株式会社SC鳥取・塚野真樹社長:
「畑に電源があることになるので、農業を効率的にやっていく。農作業自体を楽にしていく効果的にしていく、この2つを考えている」
発電所は4月17日から運転を始め、一般家庭20世帯の使用量にあたる7万9000キロワットアワーを発電。境港市内の中学校に供給されるということです。