中学校に勤務する男性事務職員が、2024年、酔って知らない人の家の「呼び鈴」を鳴らす迷惑行為を繰り返したとし、簡易裁判所から罰金の略式命令を受けたことに対し、島根県教委は、23日付けで「戒告」の懲戒処分としました。

処分されたのは、松江教育事務所管内の中学校に勤務する30代の男性事務職員です。
この事務職員は2024年8月16日午後7時ごろ、松江市内の居酒屋で日付が変わるころまで飲酒した後、タクシーで自宅付近まで戻り、徒歩で自宅に向かう途中、知らない人の住宅の呼び鈴を1度押し、その場を立ち去ったということです。
通報を受けた警察が調べた結果、事務職員を特定、事情を聞いたところ行為を認めたということです。
その後の警察の調べで同様の行為を3回していたことがわかり、事務職員は認めたということです。
事務職員は県教委の聴取に対し「飲酒した状態で気が大きくなり、いたずら目的で押した。家に戻ってから、なぜあんなことをしたのかと思ったが、繰り返しやってしまった」と話したということです。
事務職員は2024年3月13日に松江区検察庁から島根県迷惑行為防止条例違反で起訴され、翌14日に松江簡易裁判所で罰金30万円の略式命令を受け、納付しました。
島根県教委は、「教職員に対する県民の皆様の信頼を失墜させたことは極めて遺憾、心よりお詫び申し上げます」とコメントしています。

TSKさんいん中央テレビ
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