沖縄戦で首里城地下に構築された第32軍司令部壕の内部の様子が、最新のデジタル技術で復元され22日首里城公園で公開されました。
第32軍司令部壕は、旧日本軍が沖縄師範学校の学徒や地域住民を動員して首里城の地下に構築した壕で、崩落の危険があるため一般に公開されていません。
沖縄戦の実相を伝えようと、県などが内部の様子を撮影した映像をもとに最新のデジタル技術・VRで再現に取り組み、22日公開されました。
城西小学校出身の女性:
子どものころに壕があるのは知っていたんですが中は入れない状態だったのでどうなってるのかなと思って。暗い中、中に入るだけでこわい感じがする
福井県からの観光客:
3Dのみたいなかたちで観られて説得力がありますよ、すごく雄弁だと思う、新しい情報の感じで
第32軍司令部壕の一部は2024年、沖縄戦の戦争遺跡として初めて県の史跡に指定されています。