宮崎出身の漫画家・東村アキコさんの自伝的作品で宮崎も舞台となっている映画『かくかくしかじか』が5月16日に全国公開された。東村さんの母校・宮崎西高校美術部を訪ねると、部室には今も東村さんの油絵が飾られていた。

当時の制服を撮影用に再現

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東村アキコさんの母校・宮崎西高校では、現在は制服が変わっているが、映画の撮影用には、当時の制服がしっかり再現されている。

教室のシーンは、実際の教室を使って行われた。

美術部には今も東村さんの絵が飾られている

東村アキコさんは高校時代に美術部の部長を務めていた。美術室には、東村さんが描いた油絵が今も飾られている。

現在、美術部には1年生から3年生まで13人が所属。映画化をきっかけに漫画『かくかくしかじか』を読んだという部員は…

宮崎西高校美術部 廿日出真由子部長:
私も美大を目指す中で、主人公と共通しているところや厳しい世界だよねということが伝わってきて、胸が苦しくなったり共感をすごくしました。

生徒たちにとって、自分の通う高校が映画の舞台となったことや第一線で活躍する東村さんの存在が励みになっているようだ。

宮崎西高美術部 永田愛有理さん:
映画の題材として使われる経験は本当に貴重だなと思ったので、すごいことだなと思っています。

宮崎西高校美術部 菅瀬乃愛さん:
西高が映っているシーンを見てみたいというのはあります。私も美術系の道に進みたいと思っているんですけど、こういう普通の高校からでも将来の可能性があるんだなというのは、すごく励みになります。

(テレビ宮崎)

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