「コメを買ったことがない」との江藤農水相の発言が波紋を広げている。5月18日、佐賀市で講演した江藤農林水産大臣の発言の一部をそのまま以下に記載する。

※以下、見出しの他は大臣発言

米を買ったことがない 売るほどある

「私は、コメを買ったことはありません。支援者の方からたくさんコメを下さるんですね。まさに売るほどあります。私の家の食糧倉庫には」

国が米の値段を決めると「食管制度」

「コメについてはですね、いろいろありますが、まずひとつ、備蓄米を増やすのになぜ入札なのか、そんな話もあります。国の国有財産を売るにはですね、競争入札にしなければならないというのが、これが大原則であります」

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「たとえば国がこの値段で売りますと指定をしましたら、これはまさに食管制度です。国がコメの値段を決めるということは、これはやはりできないんです」

備蓄米「大変責任を感じている」

「3回やりました。31万トン出しましたが下がりません。大変責任を感じています」

「流通というのは難しいですね。たくさん出しさえすれば値段が下がるというものではない。たとえば小売りから言いますとね、スーパー大手の方を含めていろいろな話をしました。彼らが望んでいることは、精米してきれいに袋に入ったお米をですね、3日分か4日分、スーパーに途切れなく届けてください。それが私たちの望むことであって、大量に渡されても置く場所がありませんと」

4回目の備蓄米 入札で優先権与える

「4回目はですね、1カ月以内に必ずどの店舗で売るかという計画までつくった上で、入札に参加するところには優先権を与える」

「精米できないものは玄米で売るということも今回は可能にしますので、今回は効果が期待できるのではないかと思います」

(サガテレビ)

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