愛知県犬山市の入鹿池に航空自衛隊の練習機が墜落した事故で、エンジンと推測されるものが発見されたことが分かった。
練習機が墜落したとみられる場所から南に500メートル離れた場所からは、池全域でヘリやボートで捜索が行われている様子が見える。

池の周辺では夜通し捜索が行われていたが、16日午前9時ごろからは自衛隊のダイバーをはじめ消防、警察など500人態勢の本格的な捜索が、15日よりも範囲を広げ行われている。

中谷防衛相は会見で、15日の捜索で墜落したT-4練習機のエンジンと推測されるものやタイヤなどを発見したと明らかにしたが、依然、井岡拓路1等空尉(31)と網谷奨太2等空尉(29)の安否はわかっていない。

一方、現場近くの防犯カメラに練習機が墜落する激しい音が記録されていた。
「ドゥ、ドゥォーン」
17日の現場周辺の天気は雨と予想されていて、自衛隊などは16日午後からさらに捜索に当たる隊員を100人増やし、2人の発見を急いでいる。
(「Live News days」5月16日放送より)