藤井聡太七冠が3連覇を目指す将棋の第83期名人戦が5月17日、18日に大分県宇佐市の宇佐神宮で開催される。

大分県内で将棋のタイトル戦が開催されるのは、2024年5月に別府市で名人戦が行われて以来だ。

対局の行方とともに注目されるのが真剣勝負を支える「勝負めし」だ。

24日、実行委員会はこの「勝負めし」を発表。宇佐市内の人気グルメ19品が選ばれた。

候補の一部を紹介する。

5月宇佐神宮で名人戦開催
5月宇佐神宮で名人戦開催
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応募があった35品の中か19品が選ばれる

日本将棋連盟などは名人戦七番勝負の第4局を5月17日、18日に宇佐市の宇佐神宮で開催する予定。

対局するのは3連覇を目指す藤井聡太七冠と永瀬拓矢九段。

対局が近づく中、実行委員会が勝負めしを発表。

応募があった35品の中から地元食材を使ったものなど市内の人気グルメ19品が選ばれている。

別府市での名人戦(2024年)
別府市での名人戦(2024年)

今回、その一つを提供したのが宇佐市で創業100年以上の歴史を誇る「うなぎ処 四代目 志おや」だ。

宇佐神宮の朱色と白をモチーフにうなぎの蒲焼と白焼、両方を1度に楽しむことができるひつまぶしを考案したという。

また薬味には地元産の「味一ねぎ」を使用。

ひつまぶしを試食したTOSの児玉直輝記者は「肉厚でジューシーなうなぎとお出汁がよく合う。食べ応えもあるので、体力勝負の長い対局も乗り越えられそう」とコメント。

「うなぎ処 四代目 志おや」
「うなぎ処 四代目 志おや」

「名人戦をきっかけに宇佐市の名店を知ってほしい」

志おやの芦刈俊介社長は「棋士たちも長丁場になると思うので、うなぎを食べてスタミナをつけて、棋士力もスタミナもうなぎ上りで頑張って欲しい。名人戦をきっかけに宇佐市の名店を知ってもらえたら」と話している。

実行委員会によると勝負めしの多くは新メニューとして考案されたという。

勝負めし
勝負めし

「勝負めし」にはこのほかにも、からあげの町・宇佐ならではのメニュー「宇佐から揚げの御膳」や、地元の特産品の「味一ねぎ」を使った「ねぎ焼き」も選ばれている。

スイーツとドリンクにも様々な地元産が使われている。勝負スイーツに選ばれたドーナツには黒大豆の「クロダマル」。

プリンには「ユズ」が。

勝負めし
勝負めし

2024年名人戦の反響で3週間ほど品切れとなったスイーツも

勝負ドリンクにも地元産の果物などが使われている。

この勝負めし、2024年5月の別府市での名人戦ではこんな反響も。

両棋士が選んだ南光物産の「3種の柑橘スイーツ」は売れ行きが伸び、生産量を1.3倍に増やしたが、それでも生産が追い付かず、店頭では3週間ほど品切れとなったという。

藤井聡太七冠はどの「勝負めし」を選ぶのか。

第83期名人戦は5月17日、18日に大分県宇佐市の宇佐神宮で開催される。

宇佐神宮
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テレビ大分
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