愛媛県内屈指の強豪 新田高校ボクシング部
愛媛県内屈指の強豪 新田高校ボクシング部。
創部76年の歴史を歩み、日本一のチャンピオンも輩出した名門校で、現在は35人の部員が「日本一」を目標に掲げ、日々練習に励んでいる。

切磋琢磨で部員みんなが強くなる
新田高校ボクシング部キャプテン3年・利根川世道さん:
「みんながライバル心をもって切磋琢磨していって、勝手にみんなが強くなっていくという感じを部内で作れたらいいなと思っています。」

藤井剛志監督は新田ボクシング部のOB
指導する藤井剛志監督は新田ボクシング部のOB。
部員の人数が少なく廃部寸前だったボクシング部を立て直し今年で9年目。
教え子たちの青春も創り出してきた。
藤井監督:
「人間的な成長も求めてやっていきたい、それとともに私が実現できなかった日本一の選手を作りたいという目標をもって、就任させていただきました。」

監督の夢がこの春ひとつ叶った
“日本一の選手を作りたい”その藤井監督の夢が、この春ひとつ叶った。
高校から本格的に競技を始めた3年生の柏田萌菜選手。3月に行われた全国高校選抜大会の女子フライ級で見事、チャンピオンに輝いた。

一人だと頑張れない
全国1位に輝いた柏田萌菜選手:
「一人だと頑張れない、みんなと練習するからこそ、高めあいながら練習することができるので、今までしんどい練習を頑張ってきてよかったと思いました。」

入部した目的は「ダイエット」
こちらは選抜大会の男子ミドル級で準優勝に輝いた3年生の林将太郎選手。
入学当初は体重が100キロを超えていて、入部した目的は「ダイエット」だったそうです。
林将太郎選手3年:
「1年ぐらいで30キロ落ちて、75キロに近づいてきたぐらいから、強くなりたいなと気持ちが変わりました。」

鋭いパンチを磨いている
林将太郎選手はボクシング部のコーチで、日本代表としてロサンゼルスオリンピックを目指している若谷豪さん指導のもと、鋭いパンチを磨いている。
若谷さんからアドバイス:
「止まるとパワーを生かせない。」
林選手:
「(若谷さんのパンチは)めちゃめちゃ怖いです。あのパンチ受けたら、他の人のパンチはあまり怖くないので、すごくいい練習だと思います。」
若谷豪さん:
「ああいうトレーニングも動けないというところまで、追い込めるっていうのが彼の強みでもあるのかなと思います。」

日々練習に励む部員たちの「青春の1コマ」
みんなにとって、新田高校ボクシング部とは?
飯尾陽菜さん1年:
「#自分自身が成長する場所だと思います。」
児玉真郁さん3年:
「#お互い切磋琢磨しあって」
山中こころさん3年:
「#人間として成長できる」
望戸健士郎さん2年:
「#和気あいあいとしていて、練習中は切り替えてすごくいいチーム」
岡田蓮士さん3年:
「#苦しい時でも一人一人が仲間を助け合ういいチーム」

新田ボクシング部のモットーは「毎日自分史上最強」
切磋琢磨しながらともに高みを目指す新田ボクシング部のモットーは「毎日自分史上最強」。
きのうの自分を超えて、最強の自分になるために限界に挑戦し続ける。
柏田萌菜選手:
「足を使って相手より沢山動いて迫力のある選手になりたいです!1番はアジア選手権で優勝することです!」
藤井監督:
「ボクシングそのものの価値も上げたいという思いがありまして、ヤンチャな子がやるスポーツと思われがち、新田高校ボクシング部を卒業した子はめちゃくちゃしっかりしているよねって人間的な成長も求めてやっていきたい。」
新田高校ボクシング部に聞いた青春とは
「義理と人情とやせ我慢!」
