坂井市三国町安島では今季のワカメ漁が始まりました。雄島に架かる赤い雄島橋の周りでは、毎年この時期にワカメ漁が行われていて、春の風物詩ともなっています。
   
地元の雄島漁協によりますと、4月25日に漁が解禁しされてから、毎朝5時に気象や海の状態を見て漁ができるかどうか判断してきました。ただ、条件がなかなか合わず、漁解禁から13日目の8日にようやく、朝から天気が良く波風も穏やかだったことから今シーズン初めての漁となりました。
 
赤い旗があがると、漁ができるという合図。午前7時、海女たちが一斉に海に潜りました。
 
この時間の気温は8度。海女たちは冷たい海に入ると次々に収穫し、あっという間に桶がいっぱいに。ワカメの生育はまずまずで収量も十分だったということです。
 
漁を終えた海女たちは、すぐにワカメの芯を取り除いたり天日干しをしたりと、出荷の準備をしていました。海女は「雄島の周りは水が湧いているから、塩水の加減がちょうど良い」と話していました。
 
漁は6月10日頃まで続き、収穫されたワカメは三国特産の「もみわかめ」などとして土産物店などで販売されるということです。

福井テレビ
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