和歌山県北山村では、大自然を満喫しながらスリルも味わえる「観光いかだ下り」が本格シーズンを迎えた。
歴史は600年とされ、いかだ師を目指す初めての女性が誕生した。

■和歌山県・北山村の名物「観光いかだ下り」
本格シーズンを迎えた和歌山県・北山村の「観光いかだ下り」は、不安定ないかだで激流を下るスリルが魅力の一つだ。
利用客:なかなか体験できない。
利用客:めちゃめちゃ楽しかったです。
林業が盛んだった和歌山県北山村で、木材を運び出すために行われていた、いかだ下りの歴史は600年とされている。

■女性初“いかだ師”を目指す
その歴史の中で初めてとなる、“いかだ師”を目指す女性が現れた。
(Q.しんどくないですか?)
大野百虹さん:大丈夫です。全然。
地元和歌山県・新宮市出身の大野百虹(おおのもこ)さん。
大学に進学するも、やりたいことが見つからず、ジムのトレーナーをしていた。
そんな中、ホームページでいかだ師の仕事を知り、体を動かすことや、コミュニケーションをとることが得意で、いかだ師を目指すことに。

女性初・いかだ師を目指す 大野百虹さん(21):女性がいないっていうのも、ちょっと私にはいいきっかけになるかもと思いまして。北山村だけじゃなくて、和歌山県全体として有名になればいいなと思って。
いかだ師の仕事は一人前になるのに、最低でも3年かかり、百虹さんはいま見習い中で岩の場所を覚える段階だ。

大野百虹さん:はい!チーズ!
記念写真の撮影や、乗客に注意事項を説明するのも大事な仕事。
大野百虹さん:いつか前のポジションにいけたらいいなと思っていますけど。まだまだって感じです。
いつかは船頭に!見習いとして奮闘中の百虹さんの今後の活躍が期待されている。
(関西テレビ「newsランナー」2025年5月7日放送)
