新潟の交差点で、走行中の車からタイヤが突然外れ、宙を舞う瞬間が捉えられた。外れたタイヤは縁石に当たって跳ね上がり、2階の高さにまで達したという。専門家はナットの緩みが原因で外れた可能性を指摘している。

走行中に外れたタイヤが宙を舞う

新潟・阿賀野市の交差点で4月18日午後3時前に撮影されたのは、突然、宙を舞った黒い物体。正体は「タイヤ」だった。

撮影者は、「あ!タイヤだ!って、すぐわかりました」と語った。

撮影者の目の前で飛んでいたタイヤ(視聴者提供)
撮影者の目の前で飛んでいたタイヤ(視聴者提供)
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また、当時の状況については、「対向車が傾いたような感じになったと思ったら、タイヤが外れて…。縁石かなんかに当たって大きく跳ね上がったので、2階の高さぐらいまでは上がってるような感じでしたね」と話している。

その後、タイヤは畑に突っ込んで止まり、ケガ人はいないように見えたという。

脱輪し止まる車(左)と転がっていくタイヤ(右)(視聴者提供)
脱輪し止まる車(左)と転がっていくタイヤ(右)(視聴者提供)

撮影者は、「運転手に大丈夫ですかって声かけたら、『大丈夫、大丈夫』なんて言いながらタイヤ拾いに行ってる感じだった」と語った。

タイヤ飛んだ原因は“ナットの緩み”か

専門家によると、このタイヤの重さは数十kgとみられるが、なぜタイヤは飛んでいったのか。

タイヤが宙を飛ぶ様子(視聴者提供)
タイヤが宙を飛ぶ様子(視聴者提供)

交通事故鑑定人の中島博史氏は、「タイヤがドーナツ状に見えるタイミングがあるので、光を通すような穴がある状態での外れ方だと思います。いわゆるナットが外れてしまってのタイヤ脱落なのだと思います」と解説した。

映像が撮影された4月は春先のタイヤ交換シーズンで、その際にタイヤを固定するナットの締め付けが不十分だった可能性があるという。
(「イット!」 5月6日放送より)

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