沖縄県久米島の南西沖で、ダイバーが国の天然記念物にも指定されているジュゴンをカメラにとらえた。
ダイビング歴20年という撮影者は、初めての経験に喜びを語った。
一方、大阪市では、アライグマが住宅の天井に現れた。
専門家は、かみつきや感染リスクがあるため素手で触れず、距離を取るよう注意している。
天然記念物「ジュゴン」との奇跡の遭遇
沖縄県久米島の南西沖で4月29日、ダイバーが珍しい生き物を撮影した。

その正体は、国の天然記念物にも指定されているジュゴンだ。
ジュゴンに遭遇した久米島ダイビングセンター「SHIRAHAMA」のダイビングインストラクター・紙治美さんは、「ダイビングを続けてきて、(ジュゴンは)今後も会うことができるとは思っていない生き物だったので」と語る。

ジュゴンは、ダイビングをしていた紙さんの前を気にする様子もなく、悠々と泳いでいた。
紙さんは、ジュゴンに遭遇したのは、海に潜って20年間で初めてのことだという。
今回のジュゴンとの遭遇について、紙さんは「心に残るというか、かけがえのない1本(ダイビング)になりましたし、すごく貴重な経験をさせてもらいました」と語った。
アライグマ出没!専門家指摘する「危険性」とは
一方、大阪市城東区では、4月29日午後8時ごろ、愛くるしい動物との思わぬ遭遇がカメラにとらえられていた。

家の天井と仕切りの隙間から、かわいい耳をちらちら見せていたのは、アライグマだ。
何度も顔を出したり引いたりと、撮影者の様子が気になるような様子だった。
撮影者は、「顔を上げたら目と目が合って、数秒目が合ったまま固まってしまいました(笑)。かわいかったです」と語っている。
しかし、このキュートなアライグマについて、専門家は自宅などで見かけた際は注意が必要だと指摘する。
動物の生態にくわしい生物行動進化研究センターのパンク町田理事長は、「素手では絶対に触らないことですね。かみつきますし、2次感染のおそれもありますから、十分注意が必要です」と、接触しないよう注意してほしいと呼びかけている。
(「イット!」 5月5日放送より)