中国で高速鉄道のドアに足を挟み発車を妨害した女が行政拘留処分となった。乗務員や駅員の制止にも女は抵抗を続け、遅れてきた同行者を乗車させた。この影響で列車が遅延し、動画が拡散されるとSNSで批判が相次いだ。

「急いで！」足でドア塞ぎ…列車発車を妨害

列車の発車を妨害する動画が拡散し、物議を醸している。閉まろうとする列車のドアの間にすかさず足を伸ばして妨害。

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発車ベルが鳴り響く中、乗務員が車内に押し込もうとするが女は抵抗。

列車のドアから身を乗り出し、何やら手招きしている様子。

「急いで！」と叫んでいるのか、奥に向かって何やら手招きしている。

よく見ると、もう1人の乗務員が車内から女を引っ張っているが、それでも必死に耐えている。列車が発車できないことはお構いなしで、女が制止を受け入れる様子は全くない。

そして、しばらくすると、大きなスーツケースを引く3人の人物が駆け足で列車に乗り込んでいった。

現地のメディアでも大きく報じられたこの迷惑行為の動画が撮影されたのは、4月18日午後1時頃で、中国の「深圳北駅」の高速鉄道のホームだ。

鉄道警察当局「違法行為に該当する」女に行政拘留処分

同行者がまだ乗車していないからと高速鉄道の発車を妨害。

あまりにも勝手すぎる行為にSNSでは「恥知らずで自己中心的すぎる」「乗務員は彼女を蹴り飛ばすべきだった」「重い罰を与えるべきです」と批判が殺到した。

その後、発車を妨害したのは43歳の女と判明した。中国当局のホームページには、尋問を受ける写真が公表された。

女に対し、鉄道警察当局は「インターネット上で拡散された、女性が足を伸ばして高速鉄道のドアが閉まるのを阻止した件について、この行為は交通機関の正常な運行を妨げる違法行為に該当する」とコメントしている。

女には行政処罰の一種である、行政拘留の処分が科された。
（「イット！」4月23日放送より）