トルコ北西部の道路で、バスの下に倒れ込む男の姿がカメラに捉えられた。ひかれたように見えるが、実はバスの前に自ら飛び込んだ“当たり屋”とみられている。当時、男は自ら突っ込むように転倒する姿が確認されていた。しかし、運転手は間一髪で急ブレーキ。男は病院に搬送されたが、大事には至らなかった。

“当たり屋”か?バスの前で倒れ込んだ男

トルコ北西部の事故現場で撮影されたのは、男がバスの下に入り込むように倒れている姿だった。

男は意識が朦朧としているように見えるが、実はひかれていなかった。この男は“当たり屋”とみられている。

道の先で待ち構えるように立っていた男(IHA)
道の先で待ち構えるように立っていた男(IHA)
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この直前、バスの運転手が確認していたのは、ゆるいカーブの途中の道に立っていた“あの男”の姿だ。

バスの前に飛び込むように倒れ込んだ男(IHA)
バスの前に飛び込むように倒れ込んだ男(IHA)

男はバスに向かって駆け出すと、ヘッドスライディングするように頭から飛び込み、目の前に倒れ込んできたのだ。これに対し運転手は慌てて急ブレーキをかけ急停止。

バスが急停止した後の現場には、周囲の人たちが心配そうに集まってきていた。

自ら転倒も運転手の急ブレーキが間に合う

まもなく現場には救急車が駆けつけた。集まる人だかりに「ちょっと離れてください!お願いします!」と救急隊員が呼びかけている。

バスの足元で寝転がる男と駆け付けた救助隊員(IHA)
バスの足元で寝転がる男と駆け付けた救助隊員(IHA)

一方、男は“バスにひかれた…もうダメだ”といわんばかりに、仰向けで寝転がっていた。

しかし、バスの運転手は、「急ブレーキをかけました。神様のおかげか、彼は下敷きにならずに済んだ。健康状態も良いそうです」と語った。

運転手がとっさにかけた急ブレーキが間に合っていたのだった。

今回起きたのは“当たり屋”とみられる事故だったが、男は軽いケガで病院に搬送された。自らヘッドスライディングで飛び込んだ時にケガをした可能性がある。
(「イット!」 4月10日放送より)

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