岡山後楽園の築庭当時の景観を復元しようと整備が進められていたエリアが完成し、4月7日、竣工式が行われました。

竣工式には、岡山県の伊原木知事や岡山後楽園の関係者ら約30人が出席しました。県が2017年から整備を進めてきた岡山後楽園の「二色が岡(にしきがおか)」の景観復元。岡山藩の2代目藩主・池田綱政によって築庭された約300年前、「二色が岡」は、春はサクラ、秋はモミジなど春と秋で色変わりする景観を多くの人が楽しんだ場所です。

今回の整備では、事業費約1億9000万円をかけて、これまで植えられていたスギなどの木を伐採し、サクラやモミジなど約60本を新たに植え、約300年前の景観を復元しました。また、老朽化していた橋を架け替えたほか、池に堆積していた土砂も撤去したということです。

(岡山県 伊原木隆太知事)
「「二色が岡」の復元に8年かかったが、竣工して本当にうれしい。江戸時代の一番きれいだった頃の姿をこれから何年もかけて取り戻すのを見てもらえば」

県は、今回の復元を通じて、岡山後楽園の新たな魅力発信につなげたいとしています。

岡山放送
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