4月6日から春の全国交通安全運動が始まった中、特に交通事故に注意が必要なのが子どもだ。中でも通学や習い事などで行動範囲が一気に広がる小学校低学年は、最も事故に遭いやすいというデータがある。子どもを事故から守る取り組みを取材した。
相次いだ交通事故…春休み中の子供が巻き込まれる
3月下旬から4月上旬にかけての春休み期間中に、子どもが被害に遭う交通事故が相次いでいる。4月1日には鳥取市で、横断歩道を渡っていた9歳の男の子が、車にはねられ意識不明の重体に。さらに3月には、静岡県浜松市や兵庫県伊丹市などでも子どもが巻き込まれる交通事故が発生した。

7日以降に多くの小学校で新学期を迎えた中、特に気をつけたいのは小学校低学年の児童だ。

警察庁が発表した過去5年間の交通事故のうち、歩行中の死傷者が最も多いのが小学1年と2年にあたる7歳。このことから“魔の7歳”とも呼ばれている。