サクラのシーズンににぎわう岡山市の旭川周辺では、回遊をさらに促そうと道路が改良されました。この春、花見に来る人に楽しんでもらえるか。期待が高まっています。

改良されたのは、岡山市道石関町3号線の約400メートルの区間です。岡山後楽園や岡山城を望める旭川の西側にある道路で、市が約10年前から、総事業費約7億2000万円をかけ、工事を進めてきました。

城下町に古くからある道で、改良前は幅が3メートル程度の狭い場所もありました。改良により幅は、10.5メートルに広がりました。

(竹下美保記者)
「道路はとても広くなり、歩道は幅3.5メートルと、ゆったりと歩くことができます。電信柱などもなくなり、とても眺めがいいです」

旭川一帯では、治水対策として堤防の強化も進められ、堤防の上にできたオープンスペースも、人が集えるようになります。また解体工事中の旧岡山市民会館跡地も、憩いの場に生まれ変わる予定です。

(岡山市 大森雅夫市長)
「岡山の観光スポットの中でも大きなウエートを占める場所、新しくなった岡山城、伝統の後楽園を回りながらそしてサクラをめでてほしい」

改良によって新たな回遊性を生み出せるか。岡山のまちにとって挑戦の春となりそうです。

岡山放送
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