新潟県新潟市中央区の古町地区にある地下街、西堀ローサは3月末で全テナントが撤退する。3月16日には、西堀ローサにあるイベントスペースの利用者たちが集まり、感謝の気持ちを込めたライブを開いた。

「さよならローサありがとうライブ」

3月16日、西堀ローサにあるイベントスペース『よろっtoローサ』で行われていたのは『さよならローサありがとうライブ』だ。

『さよならローサありがとうライブ』
『さよならローサありがとうライブ』
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主催したのは、コーレーアイドルP!PMON★のメンバーたち。

P!PMON★のメンバーKちゃんは「最後に感謝の気持ちを込めて、さよならしたいということで企画した」と話す。

コーレーアイドルP!PMON★
コーレーアイドルP!PMON★

約15年前に別のグループで活動していた3人がデビューしたのが、この場所だったと振り返る。

Kちゃんは「ここを通る人たちが見てくれたり、本当に温かい目で見て拍手もしてくれて、声もかけてくれる。心のふるさとのような場所」と、よろっtoローサでの思い出を振り返った。

100人以上の観客で盛り上がったライブ

ステージに立ちながらスタッフとしてもよろっtoローサを支えてきたという出演者の一人、塩野真那さんは「お客さんがもっと少ないときから頑張ってきたなという思い出がよみがえって、本当に最後だなと思う」と様々なイベントに触れてきた日々の記憶を辿っていた。

塩野真那さん
塩野真那さん

100人以上の観客が集まったこの日。いすが足りなくなり、立ち見客が通路にあふれた。

観客は惜別の思い

ローサによく通っていた観客の一人は「最後のお別れライブということで来た。ローサができたころからよく買い物に通っていたが、なくなるのがさみしい」と話す。

また、よろっtoローサでのイベントを楽しみにしていたという女性は「よろっtoローサは何回も来ていて、お笑いライブやきょうのようなライブを見に来たりしていた。思い出がたくさん詰まっていた。ぜひ、今後もこういう場所をつくってほしい」と、なじみの場所との別れを惜しんだ。

西堀ローサへの感謝の気持ちと今後の有効活用を祈る思いに包まれながら、ありがとうライブは幕を下ろした。

(NST新潟総合テレビ)

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NST新潟総合テレビ
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