埼玉県八潮市で起きた道路の陥没事故を受け、岡山市が独自に行った緊急点検の結果、市道の地下に新たに空洞が確認されました。直ちに道路が陥没する危険性はなく、復旧作業が行われました。
(報告 森岡紗衣記者)
「調査の結果空洞の可能性があると確認された道路です。現在道路上には3カ所舗装の跡がありますが、このうち2カ所で空洞が確認されたということです」
新たに2カ所の空洞が確認されたのは、岡山市北区伊福町の市道です。岡山市によりますと2月13日にこの市道の調査を行った結果、3カ所で異常を確認。3月15日に掘削したところそのうち2カ所で空洞が確認されたということです。
大きさは2カ所ともに直径80センチほどでいずれも直ちに道路の陥没につながるものではなく、市は空洞を埋める復旧作業を行いました。
この道路の地下約2.3メートルには、鉄筋コンクリート製の下水道管が埋設されていて、2020年度の調査では異常は確認されなかったということです。市は他の道路の調査結果に関しても解析を進めていて、異常があれば速やかに対応していきたいとしています。