洗濯と乾燥をしたら、いよいよ収納。カギは「防虫剤の置き場所」と「衣類の並べ方」だ。

防虫剤は薬剤が揮発してガスとなり、衣類を食べる虫の食欲を減退させたりするそうだ。このガスは空気より重いため、防虫剤は「ニット類の上に置く」ことがポイント。

防虫剤を突っ込んでも効果はいまいち(画像はイメージ)
防虫剤を突っ込んでも効果はいまいち(画像はイメージ)

服の間に潜り込ませたりすると、せっかくの成分が全体に行き渡らなくなってしまうそうだ。

加えて、神崎さんは「防虫剤は基本的に同じ商品を使用してください」と話す。違う商品を同じ衣装ケースに入れると化学物質が反応し、衣類やボタンなどが傷むことがあるという。

ケースへの収納は「立て置き」で

そのため、ニット類は並べ方にちょっとした工夫を。「服を衣装ケースに“立てて収納する”と、防虫剤の成分が満遍なく行き渡りやすくなりますよ」と神崎さんはアドバイスする。

立てて置くと防虫剤のガスが行き渡る(画像はイメージ)
立てて置くと防虫剤のガスが行き渡る(画像はイメージ)

ニット類はそのまま重ねて置くと、しわもつきやすくなるそうだ。たたんだら垂直にして、立てるように、ケースに入れてみよう。

ビニール袋などに入れてしまう人もいるかもしれないが、湿気がこもりやすくなり、劣化の原因になるそうだ。袋に入れたい場合は湿気がこもらない不織布を使うか、圧縮袋でもOKだ。