以前「イット!」でも紹介した静岡・長泉町にある“世界一小さな公園”。25日にギネス世界記録に認定されて地元を取材すると「よかった!もうちょっとちゃんと見ようと思います」「町民としては最高に嬉しいことですね」といった多くの喜びの声が聞かれた。
“世界一小さな公園”ついにギネス認定
25日午後1時半、緊張した面持ちで待つのは、静岡・長泉町の池田修町長だ。向かいには、ギネス世界記録の公式認定員が座っている。

ギネス世界記録 藤渕文香公式認定員:
おめでとうございます!

手渡されたのは世界一の証しである、“ギネス世界記録”の認定証だ。25日、人口約4万4000人の街から“ある世界一のもの”が誕生した。それが…。

ギネス世界記録 藤渕文香公式認定員:
“最も小さな公園”という記録になります。
“最も小さな公園”として世界記録に認定されたのは、長泉町の住宅街にある公園だ。
道を進むと交通量のある道路に出るが、この場所にその公園があるという。

一体どこにあるか探してみると、なんとレンガに囲まれたとっっても小さなスペースが「公園」だ。緑の植物に小さなベンチが設置され、その幅は約50センチ。

実際に座ってみると、大人1人が座るのがやっとの大きさで、足は公園の外にはみ出てしまっている。

これまで“世界一小さな公園”としてギネス記録に認定されていたのは、アメリカ・オレゴン州にある「ミル・エンズ公園」で、その面積は0.29平方メートル。

一方、今回新たにギネス記録に認定された長泉町の公園の面積は、0.24平方メートルだ。ギネス認定前は“自称”世界一小さな公園として親しまれてきた。

しかし今回、正式にギネス記録に認定されたため、公園の設置から30年以上たったこの日、晴れて“真の世界一”となった。
ギネス記録で「町の活性化に」期待!
ギネス記録に正式認定されたことに、長泉町の住民たちからは「あ、認定されました?本当ですか?よかった!もうちょっとちゃんと見ようと思います。いつもゴミを出しに行くときここ通るだけなので」「町民としては最高に嬉しいことですね」といった喜びの声が多く聞かれた。

さらに、住民の方に「ギネス記録後だと公園のベンチの座り心地は違うか」と聞いたところ「なんか特別な座り心地なんだね」とうれしそうに語った。
池田町長も公園のギネス記録が町の活性化につながることを期待している。

静岡・長泉町 池田修町長:
「世界一なんだよ」みたいな話をすることで、ワーって子供が喜んでくれたら、うれしいなと思う。
(「イット!」2月25日放送より)