東京・江戸川区の住宅街で7月、鉄製のハンマーを使って2人の女性を襲い、重傷を負わせた事件で男が逮捕された。男は「全く身に覚えがありません」と容疑を否認しているという。
一方で自宅からは自殺をほのめかすメモも見つかっており、警視庁が動機の解明を進めている。

ハンマーで女性を襲撃も“容疑否認”

東京都・江戸川区の小松川署で3日に撮影されたのは、目を伏せたままゆっくりと車に乗り込む男、出倉恵人容疑者(21)だ。

容疑を否認している出倉恵人容疑者(21)
容疑を否認している出倉恵人容疑者(21)
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殺人未遂などの疑いで逮捕された後、語ったのは「全く身に覚えがありません」という言葉だったという。

東京・江戸川区で7月30日の夕方、閑静な住宅街で事件は起きていた。

玄関に出た被害者を突然襲った出倉容疑者(イメージ)
玄関に出た被害者を突然襲った出倉容疑者(イメージ)

警視庁によると、出倉容疑者はこの日、呼び鈴を鳴らし、玄関の扉を開けた70代の女性の頭を鉄製のハンマーで複数回殴りつけた。

その後、出倉容疑者は住宅に上がり込み、居間にいた50代の女性に対しても同じようにハンマーを振り下ろしたとみられている。犯行時間は、わずか3分だった。

被害にあった女性2人は頭蓋骨骨折などの重傷を負っている。

自殺願望か?自宅に残されたメモも発見

犯行に及んだワケは何だったのか。調べに対し、出倉容疑者は容疑を否認している。

連行されていく出倉容疑者
連行されていく出倉容疑者

自宅からは自殺をほのめかすメモがみつかっていて、警視庁は出倉容疑者がなんらかの理由で自暴自棄になり、犯行に及んだ可能性もあるとして捜査を続けている。
(「イット!」 8月4日放送より)

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