宮崎県高原町の狭野神社で「福男・福女決定戦」が開催され、多くの俊足自慢が参加した。約1.3kmの参道のうち300メートルを走るレースには約200人が挑戦。最年長の参加者はなんと76歳!主催者は「明日に向かって元気に走って盛り上げていきたい」と話す。

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天孫降臨伝説の地で

宮崎県高原町の狭野神社。初代・神武天皇が生まれたと伝わるこの地に第5代・孝昭(こうしょう)天皇が創建した、約2000年の歴史をもつ神社だ。参道は「狭野のスギ並木」として国の天然記念物に指定されており、厳かな雰囲気を醸し出している。

高原町観光協会 有馬定治さん:
ニニギノミコト(天照大神の孫)など、霧島山をバックに神々が降りてきた神聖な場所として受け継がれている。

河合皓稀アナウンサー:
午前8時前の狭野神社。手元の気温計は0℃を指しています。息も白くなるような寒さですが、ここで今から熱い戦いが繰り広げられるんです!

参道を駆け抜けろ!

その名も「狭野神社の参道を駆け抜けろ!福男・福女決定戦」。狭野神社の参道は、直線としては、日本一長い約1.3キロあり、レースでは、このうち約300メートルを駆け抜ける。福男・福女の称号を目指し、県内外から約200人が参加した。

最年長の参加者(高鍋町から):
76歳になっても、まだなんとか走れるから頑張る。福男になったら家族の健康を期待したい。

鹿児島県から家族で参加:
4人で頑張って走り切るぞ!えいえい、おー!

レースは、小学生低学年の部から一般の部までの6部門あり、テレビ宮崎の河合皓稀選手は一般男子の部に出場。

河合皓稀アナウンサー:
暑くなるのはわかっていますからね。優勝目指して半袖・短パンで来ました。

スタートから約150メートル地点。先頭集団から少し遅れて、青い半袖短パン・河合選手が通過!レース終盤、ゴール直前の石階段。疲れがたまってきたか!先頭集団の選手たちも足がもつれる!

福男1位は中学3年生

一般男子の部で福男1位に輝いたのは、受験を終えたばかりの中学3年生・志水泰史さん。野球で鍛えた脚力で見事に駆け抜けた。(タイムはUMK調べで52秒)

福男 志水泰史さん:
うれしいの一言!春から高校生になるので、高校1年生でも野球のレギュラーになれるように頑張りたいと思う。

そして河合選手は、もはや何位かわからない!

盛り上がりを見せた福男・福女決定戦。

2024年に始まったばかりの大会だが、高原町観光協会は狭野神社のPRにつなげたいとしている。

高原町観光協会 有馬定治さん:
なかなか紀元祭の出席者が少ないこともあり、2月11日は一年で一番寒い時期だが、白い息をはきながら、明日に向かって元気に走って盛り上げていきたいと思う。

(テレビ宮崎)

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