4年前、東京・八王子市のアパートで階段が崩れ落ち、住人が死亡した事故で警視庁は施工会社の元会長を書類送検した。
この事故は2021年4月、八王子市のアパートで外階段が崩れ落ち、住人の大手里美さん(当時58)が転落し死亡したもの。
警視庁は木製の階段が腐食している危険性を認識しながら、点検など必要な措置を怠った業務上過失致死の疑いで、アパートを施工した「則武地所」の元会長を書類送検した。
事故の前年には、「則武地所」が施工した別の建物の外階段が壊れて住人がけがをするなど、階段の不具合に関する苦情が10数件、会社に寄せられていたという。