ブラジル・サンパウロで7日、車が多く行き交う大通りの道路に、小型飛行機が墜落した。現場の防犯カメラには飛行機が急降下し、道路を滑走路のように滑って炎上する様子が捉えられていた。この事故で飛行機に乗っていた2人が死亡、巻き込まれたバスの乗客やバイクに乗っていた人など6人がケガを負っている。

交差点に飛行機墜落…バスに一部衝突か

ブラジル最大の都市サンパウロで7日、黒煙が立ち上っていた。煙の原因は交差点で発生した事故だ。近くの防犯カメラが、その事故の一部始終を捉えていた。

事故現場は大通りの真ん中で、渋滞が発生するほど多くの車が行き交う、朝の道路だ。しかし、現場で炎に包まれ爆発しているのは、車ではなく飛行機だ。

現場の防犯カメラ映像では、画面右から小型飛行機が現れると、交差点の中心に墜落する様子が映っていた。まるで滑走路のように道路を進む飛行機の後ろには、巨大な炎が広がっていく。

また、墜落の瞬間、映像では交差点に車は確認できなかったが、現場には無残に焼け焦げた飛行機の残骸や、そのすぐ近くには焼け焦げたバスの姿があった。墜落の衝撃で、飛行機の一部がバスにぶつかっていたのだ。

飛行機の搭乗者は死亡…墜落原因も不明

この事故で、飛行機に乗っていた2人が死亡。バスの中にいた人やバイクに乗っていた人など6人が破片が当たるなどし、けがをしている。

小型飛行機は近くの空港を離陸した直後に墜落しており、事故の原因はまだわかっていない。
（「イット！」 2月10日放送より）