今シーズン最強の寒波の影響で日本海側を中心に大雪となり、建物の倒壊や立ち往生が発生している。9日にかけても、引き続き大雪に警戒が必要だ。

8日も日本海側を中心に各地で大雪となっていて、8日午前5時までの6時間に降った雪の量は岐阜・白川村で28cm、長野・信濃町で27cmなどとなっている。

石川・珠洲市では、2024年の能登半島地震で半壊の状態だった納屋が雪の影響で倒壊した。

近隣住民は「朝8時半ぐらいに通ってみると崩れていた。昨年の地震以降、傾いていました。かろうじて建っているという状況でした」と話した。

持ち主は不在のためけが人はいませんでしたが、輪島市でも解体予定の建物が倒壊したということだ。

山口・山陽小野田市の国道では8日未明、道路が凍結したことにより、トラックなど数十台が一時立ち往生した。
立ち往生に巻き込まれたトラック運転手は「もうみんな止まってる。ずらーっと止まってる」と話していた。

8日は午前11時現在で岐阜市で8cm、京都市で6cmの積雪を観測するなど、東海や近畿の市街地でも雪が積もっているところがあります。

9日朝までに予想されている降雪量は、関東北部の山沿いで80cm、東北・北陸・近畿で70cmなどとなっていて、引き続き大雪に警戒が必要だ。
この大雪により、各交通機関にも影響がでている。

JR東海によると、東海道新幹線は滋賀・米原市の積雪の影響で、愛知県の三河安城駅から新大阪駅と広島駅から小倉駅の間で通常より速度を落として運転している。この影響で、東京駅から博多駅の間の一部区間では遅れが生じているという。

このほか、山形新幹線は除雪作業の遅れの影響で、福島駅から新庄駅の間で夕方ごろまで運転を見合わせるということだ。

また高速道路は、北陸や東海地方を中心とした広い範囲で通行止めが相次いでいる。

一方で空の便は、全日空が40便、日本航空が32便の欠航がそれぞれ決まっている。
(「Live News days」2月8日放送より)