埼玉・八潮市で起きた道路の陥没事故で落下した運転手の救出作業が継続しているさなか、6日朝、愛知・名古屋市でも道路が陥没し、乗用車の前輪が穴にはまり破損する事故が起きた。現場の隣車線では、市が水道管を交換する工事を行っていて、警察が陥没との関連を調べている。
名古屋市でも…縦横2m深さ1.5mほど陥没
現場は名古屋市の片側2車線の市道。

6日午前8時前、突然、道路が陥没し、走行中の乗用車の前輪がはまる事故が起きた。

撮影された映像を確認すると、陥没した道路に車の前輪がはまって身動きがとれなくなっていたのが分かる。

ちょうど工事をおこなっていた部分からアスファルトにかけての境目の部分が、縦2m、横2m、深さ1.5mほど陥没していて、車は動かせなくなっていた。

車の運転手は、「急に車が穴に落ちて、結構、衝撃があったのと、車の底が道路についたので、結構大きな音がして…」と当時の様子を振り返る。

男性が運転する車のドライブレコーダーの映像には、前輪がはまる瞬間が記録されていた。
男性によると、車道の左側に50cmくらいの穴が開いていたことに気づき、速度を落とし回避しようとしたが、避けることができず車は穴に落ちてしまったという。
男性にケガはなかった。

車の運転手は、「自分が恐らく走ったタイミングで穴が陥没して、落ち込んでしまったのかな。陥没によるニュースとかが結構あるので、車が落ちてしまうんじゃないかっていう心配はありましたね」と話す。
1月28日に埼玉・八潮市で起きた道路の大規模な陥没事故では、道路の下を通る下水道管が老朽化したことで発生したとみられている。
事故を受け政府は、全国の自治体に緊急点検を要請していた。

その最中でまた起きた道路の陥没。
現場の隣の車線では、名古屋市が水道管を交換する工事を行っていて、警察が陥没との関連を調べている。
(「イット!」 2月6日放送)