2月4日、24時間で124センチの雪が降り、北海道最大の大雪に見舞われた帯広市。
2月3日夜にはアスファルトが見えていたが、景色は一変。
積雪は急増し、日付が変わった朝には次々とトラックが動けなくなった。

道路脇には大人の背丈を超える雪山ができ、道幅も車一台がやっと通れるほど。
この大雪の影響は2月5日も続いている。
「メインの道路では除雪が進んでいますが、一本外れると今もたくさんの重機が除雪作業を行っています」(沼田海征 記者)
大きな通りは除雪作業が進み、国道や高速道路の通行止めはほぼ解除された。
しかし、住宅地の道路では。

「住宅街なんですけど、全く除雪がされていません。車道の上を歩いていると思うんですが、道路わきの車も、除雪がされていないのでおそらく出られません」(沼田記者)
住宅街では除雪が進んでいないところもあり、雪にすっぽりと覆われてしまった車や車道もあちこちに。

「車が出せないので、仕事に行けなくて買い物も難しい感じなので、生活には支障がある」(帯広市民)
Q.学校は?
「休校になりました」

「雪が降りすぎたらちょっと大変かな」
「2月4日回収日になっている資源ごみですが、ゴミステーションには、ごみがそのままになっています」(沼田記者)
ゴミの回収は2月5日は再開。

ただ、2月4日に回収できなかったごみだが、次の回収日に集められる。
千葉から旅行に来ていた男性は…
「本来、きのう帰ろうと思ってて、そしたら全便欠航になってしまって、一日延泊した感じです」

空港までのバスの運行状況を確認するが…。
「今の時点では2社あるうちの1社は全部運休決まって、もう1社は道路状況を確認している」
帯広を中心に展開するカレーショップインデアン。

2月4日は全店で臨時休業したが、2月5日、営業を再開した。
「雪がどこ行ってもひどいから、ようやく食べる所にありつけてひとまず安心しています」
「家に何も食べ物がなかったら、ここに来ればいいと思って」(お客)
「朝から発注した物がまだ届いていないものがあるが、時間はいつでもいいので、届けられるときに届けてもらえれば」(店長)
2月5日、大荒れとなったのは日本海側。
北海道南部の江差町。
漁港内にいるのはカモメの大群。

天気が荒れた時にみられる光景だという。
後志の倶知安町では、午後5時の積雪は153センチで留萌市幌糠に並んで北海道で最も多くなった。
日本海側の観光地、小樽市では…。

「雪が強まってきました。小樽の天狗山です。風と雪の影響でロープウェーなどは休止となっていますが、スノーパークでは雪遊びを楽しむインバウンドでにぎわっています」(八木隆太郎 記者)
北海道三大夜景に数えられる観光名所・小樽天狗山。
ロープウェーやスキー場のリフトは強風の影響で運休に。
しかし、雪の少なさに悩んでいた施設にとっては今後に期待が持てるようになった。
「当施設においては、全然雪がなかったというところで、ここ数日でドカンと降って恵みの雪」(小樽天狗山ロープウエイ・スキー場 仲西拓磨さん)

こちらはインバウンドに人気の「おたる水族館」。
雪の中で行われたペンギンの雪中散歩に歓声が上がっていた。

北海道は2月6日昼前まで、日本海側で猛吹雪が続く予想で、交通障害に警戒が必要だ。