2024年の年末年始は「奇跡の9連休」ともいわれ、比較的長い休暇を取りやすいカレンダーでした。2025年は「飛び石連休」が多くなっていますが、間の平日を休日にうまくできれば、長い連休にできそうです。旅の専門家に、2025年に勧める行き先を聞きました。
■「奇跡の9連休」…街で聞いた「どうやって過ごしたのか」
2024年の年末年始は、世間では「奇跡の9連休」ともいわれ、新幹線の利用者はコロナ前を含め過去最高の前年比8%増、のべ412万人となりました。

空の便も、国際線の予約数が前年比約40%増で、およそ14万4500人でした。
2024年の年末年始の奇跡の9連休を、どんな過ごし方をしたのか名古屋の街で聞きました。
大学生のカップル:
近場のホテル予約してのんびりしました。
一緒に年越しました。
大学4年の女性:
9連休って長かったと思うんですけど、でもあっという間な年末年始だったなって気がします。
子供と一緒にいた母親:
ゆっくりできました。おばあちゃんの家に新幹線で行きました。屋上から初日の出を見ました。

子供:
きれいだった。今年も頑張ろうっていう気持ちになる。
Q.今年は何を頑張りますか
子供:
いつも早起きできないから、早起きをする。
帰省した女性:
島根の実家に帰省して、親戚で集まってワイワイと過ごしました。家で毎年、年越しそばを、そば粉から練って伸ばして切って茹でてっていうのをみんなで。あっという間ですね。

ハワイに行った男性:
家族で行ってきました。なかなか働いていると長期休暇がないので。シュノーケリングしたりとか、本当にのんびりして過ごしました。ハワイで有名なウルフギャングっていうステーキを予約して食べに行きました。ご飯食べるにしても、ハンバーガーのセットが2000円とかすごく高かったですね。

帰省、旅行、近場でリラックスなど、様々な9連休の過ごし方がありました。
■2024年は3連休が10回…2025年の祝日事情は
2024年は3連休が10回あり、祝日の多い年でした。2025年は3連休が2024年よりも少ない8回です。
代わりに火曜日や木曜日の祝日が2、3、4、9月にあり、いわゆる「飛び石連休」が多い傾向です。
土日や祝日の間の平日を連休にすることができれば、少し長い旅行などもできそうです。

お盆休みは、最大9連休にしやすい曜日の並びになっています。

旅の専門家、旅行アナリストの鳥海高太朗さんに9連休について聞きました。

旅行アナリストの鳥海高太朗さん:
帰省で帰られる方、そして旅行で国内、海外へ出かける方を含めて、何かしらの移動をしながら、やはり9日間と日程が長かったということもありましたので、全部家にこもっていた人というのは少なかったかなという印象です。
鳥海さんは飛び石連休が多い2025年は、間の平日に有給休暇などを取り4連休にして、アジアなど、近場の海外旅行へ行く人が増えると予想しています。
旅行アナリストの鳥海高太朗さん:
今年の夏休み、冬休み含めて多くの人が旅行にでかける。そしてその中で予算に応じてということになってきますので、予算の範囲で最大限楽しむことができる場所へでかける。そういった意味で、例えば沖縄とか沖縄の離島など、そういったところなどは注目されるかなというふうに思っております。
■旅行アナリストの鳥海高太朗さんに聞く「2025年注目の旅行先ベスト3」
鳥海さんに2025年注目の旅行先ベスト3を聞きました。3位は、富山県です。

旅行アナリストの鳥海高太朗さん:
先日、ニューヨークタイムズで「2025年に行くべき場所」に選ばれたということで、注目を浴びている場所になります。おいしい魚がたくさんありますし、おいしい居酒屋、おでんとかもありますし、北アルプスの景色とか、そういった部分を含めて今年注目の場所になります。
2位は大阪府です。

旅行アナリストの鳥海高太朗さん:
今年は大阪・万博が開催されるということもありますが、それに伴ってJR梅田駅の「うめきた」という新しい緑のあるエリアがあったりとか、2025年は非常に盛り上がるということ、そして名古屋からも気軽に行けるというところでオススメです。
1位は「オフシーズンのハワイ」です。

旅行アナリストの鳥海高太朗さん:
オフシーズンのハワイはオススメです。航空券の価格、特にオフシーズンの料金というのが往復10万円を切る価格帯も最近始めていますし、テイクアウトしたり、フードコートで食べたりして過ごせば円安であってもかなり楽しめる。
2025年1月10日放送
(東海テレビ)