永遠に長もちするわけではない
賞味期限ギリギリになって急いで冷凍庫に入れるのではなく、できるだけ新鮮なうちに冷凍することも大切だ。もちろん、下処理をする際は手や調理道具を清潔にすることを忘れないでほしい。
「冷凍庫に入れると永遠に長もちするのでは」と思いがちだが、もちろんそうはいかない。特に家庭の冷凍庫はひんぱんに開閉することから、庫内の温度が上がりやすい。保存期間も短くなりがちだ。おいしく食べられる期間の目安は2〜3週間程度だと思っておくとよさそうだ。

「つい冷凍した食材を放置してしまう、という人におすすめしたいのが定期的に『リセットデー』を作ることです。特に冬は、鍋料理という救世主があります。冷凍庫の肉や魚、野菜をどんどん入れて煮込めばおいしくて栄養満点な食事が完成しますよ」
例えば、毎月2回、第1・第3日曜日を冷凍庫のリセットデーと決めてカレンダーに書き込んでみてはどうだろうか。冷凍庫を味方につける方法として、ぜひ試してみてほしい。

取材・文=高木さおり
画像提供:株式会社ニチレイフーズ/ほほえみごはん(R)
株式会社ニチレイフーズ
1945年、「日本冷蔵株式会社(現・株式会社ニチレイ)」創立ののち、2005年、同社の持株会社体制移行に伴い、設立。日本における冷凍食品のフロンティアカンパニーとして、研究開発・調達・生産・販売・物流の能力をフル活用。監修書籍『ニチレイフーズの広報さんに教わる 食材の冷凍、これが正解です! 』(KADOKAWA)は、料理レシピ本大賞2024 in Japan【料理部門】に入賞した。