7日に発生したアメリカ・ロサンゼルスの大規模火災は、10人が死亡し、1万棟以上が焼失と、“ロス史上最悪”の被害となりそうだ。
山火事が起きた地区に住んでいたという、元フジテレビアナウンサーの木佐彩子さんは「胸が痛い」と語った。
フェイク動画も拡散され、火事場泥棒が相次ぐなど、現場は今も混乱の中のようだ。
“ロス史上最悪”被害に…
いまだ鎮火のめどが立たないアメリカ・ロサンゼルスの大規模火災。
被害は“ロス史上最悪”となりそうだ。
状況が徐々に明らかになる中、現場では火事場泥棒が相次ぎ、フェイク動画も広まっている。
7日に発生した火災で、これまでに約140平方kmが焼け、焼失した家屋も1万棟を超えた。
現地当局によると、これまでのところ死者が10人にのぼったという。
街の様子が一変
これは、火災発生後の8日に撮影された衛星画像。
住宅街に炎が広がっているのが分かる。
火災発生前後を比べると、街の様子が激変している。
最初の山火事が起きた高級住宅街・パシフィックパリセーズでは、ほとんどの住宅が焼き崩れているのが分かる。
木佐彩子さん「本当に胸が痛い」
この地区に以前住んでいたという、元フジテレビアナウンサーの木佐彩子さんは…
元フジテレビアナウンサー・木佐彩子さん：
毎日通ってた街が「ああ、もうなくなってるんだなあ」と思うと、本当に胸が痛いです。
木佐さんは2002年、夫の石井一久さんのロサンゼルス・ドジャース移籍にともない、自宅を購入し生活していた。
元フジテレビアナウンサー・木佐彩子さん：
パシフィック・パリセーズは、1車線でくねくねした道なんですよ。
ロスは車社会で、みなさん車移動なので、避難の時に、みんなペットとか家族乗せて避難したっていうのを聞いて、「あの道が渋滞したら結構怖かっただろうな」っていう、それを思うだけでも、本当に胸が痛いですね。
フェイク動画拡散も…
約18万人に避難命令が出された現地では、留守となった高級住宅を狙った空き巣などが発生している。
20人が逮捕されていて、現地当局は一部の地域に夜間外出禁止令を出した。
また、映画の都・ハリウッドに火の手が迫る中、ネット上に拡散しているのが「ハリウッドサインが燃えた」とするフェイク動画だ。
こうした動画について、ハリウッドサインの公式SNSは「フェイクニュース」と否定している。
（「イット！」1月10日放送より）
