熊本県が、熊本市中央区の熊本総合庁舎跡地に、国際ブランドのホテルを含めた複合施設の誘致を検討していることが分かった。また、東区の熊本土木事務所跡地には、マンションなどの誘致の検討を進めている。

国際ブランドのホテル含めた複合施設

熊本県によると、熊本市中央区南千反畑町にある県有地の熊本総合庁舎跡地は敷地面積6456平方メートル。白川公園や熊本中央警察署の北側にあり、熊本市の中心市街地へも徒歩圏内だ。

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熊本県はこの跡地の利活用について、国際ブランドのホテルを含めた、複合施設の誘致を検討していて、2024年11月から12月にかけて、不動産開発会社やホテルの運営会社など18社にヒアリングを行ったという。

誘致を検討する理由に、熊本市内に世界的に有名なブランドホテルが立地していない点や、熊本空港に国際線の就航が相次いでいるため、インバウンドの需要が見込める点を挙げている。

熊本県は2025年度に事業者を募集し、公募型プロポーザルで選定する考えで、順調に進めば2030年前後の開業が見込まれる。

熊本土木事務所跡地にはマンション検討

また、熊本県は熊本市東区東町にある県有地の熊本土木事務所跡地の利活用も検討。敷地面積は6536平方メートルで、近くには熊本市民病院や小学校や中学校などがあり、市電の延伸も計画されている。

また、都市計画法で定められる第二種中高層住居専用地域に指定されていることから、熊本県はマンションなどの誘致を検討しているという。

熊本県は熊本土木事務所跡地についても、不動産開発会社など10社にヒアリングを行っている。

(テレビ熊本)

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