「オリンピックを目指しているので、この2年間は特にスケートの練習が忙しくなってしまうかもしれませんが、その中でもしっかりスケートと向き合うために、この大学の勉強も頑張っていきたい」

練習の合間でオンライン授業を受け、「理解するのに脳みそをフル回転」な毎日を送っている。すべては“五輪出場”のため。千葉のオリンピックへの思いはゆるぎない。
「着実に1歩1歩ステップアップしていく。その段階や過程が大事だと思っている。オリンピックが近づいてくるんじゃなくて、自分でオリンピックにふさわしい選手になれるように、しっかり上がっていくっていうイメージで今シーズン過ごしています」
そんな千葉は、今季自身にとっては異例のシーズンに臨んでいる。
4連戦の末につかんだ、GPファイナル2位
千葉は初戦、9月のネーベルンホルン杯に出場。
その後大会に姿を現したのは、11月に行われたGPシリーズのNHK杯だった。
「忙しすぎて。NHK杯が始まるまではほかの選手よりはゆっくりできましたが、始まってから一瞬です。覚悟はしていました」

2週間ごとに試合を4連戦でこなすことは、千葉にとって初めてのスケジュール。
そんな中でも、GPNHK杯で2位、続くGP中国大会で2位と勝負強さを見せ、目標でもあったファイナルに初進出を果たし、全日本3連覇中の坂本を上回り2位に輝いた。