師走の岡山市街地を駆け抜ける山陽女子ロードレースが行われ、ハーフマラソンの部では天満屋の吉薗栞(25)が、自己ベストで駆け抜け、日本人1位となりました。

レースはケニア出身の2人と天満屋の吉薗栞含む日本人選手2人の先頭集団が牽引する形で始まりました。しかし、5キロ地点を過ぎると日本人勢は徐々に差を広げられていきます。粘りの走りを続ける吉薗でしたが18キロ地点付近でスターツの伊澤に差をつけられ4位と順位を下げます。

ところが、残り500メートル付近でギアを上げた吉薗。怒涛の追い上げで前の2人を抜き去り、1時間8分21秒の自己ベストをたたき出し2位でフィニッシュ。日本人選手1位に入るとともに、日本歴代9位の好記録をマークしました。

(天満屋 吉薗栞選手)
「地元・岡山ということで、たくさんの人が応援してくださったので最後まであきらめずに走り切ることができました」

1位は終始先頭を走ったケニア出身のマーガレット・アキドルが1時間7分45秒の大会新記録で、大会初となる3連覇に輝きました。また、天満屋2年目の西村美月(20)は1時間14分21秒の18位に終わっています。

※吉薗選手の吉 「士」→「土」

岡山放送
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