変動の原因は燃料の高騰
「問題は燃料費が高騰したときです。規制料金では『燃料費調整額』の上限が設けられているので、燃料費が急激に高騰したとしても値上がり幅には限界があります。しかし、自由料金は上限がないので、際限なく上がってしまう可能性があるのです」

2023年初頭、電気代が大幅に値上がりした際に「一般家庭のひと月の電気代が10万円を超えた」というニュースが報じられた。この背景には、自由料金があったという。
「自由料金を選択している家庭で、電気代が10万円を超えるといったことが起きていたのです。ロシアのウクライナ侵攻やコロナ禍の行動制限緩和による需要の伸びによって、燃料費の輸入価格が高騰したからだと考えられます」
当時と同じような状況になった場合、自由料金で契約していると電気代が跳ね上がる可能性があることを理解しよう。まずは自分の契約しているプランが「規制料金」なのか「自由料金」なのか、把握することが重要だ。