現役の麻薬取締部の取締官が薬物犯罪の現状について説明する講演会が11月27日、香川県三木町で行われました。

厚生労働省四国厚生支局の麻薬取締官、久米貴志専門官が薬物対策の推進委員など約60人を前に登壇しました。

講演では覚醒剤による検挙件数は年々減少傾向にあるものの、大麻による検挙件数が増加傾向にあることが説明されました。なかでも大麻については30歳未満の検挙件数が全体の70%以上を占めていて、若い層に広がっている現状が報告されました。

(四国厚生支局麻薬取締部 久米貴志専門官)
「覚醒剤、大麻、その他の麻薬というのは使うことである一瞬の快楽。それによって一生後悔しなければならない状況になるということを分かってほしい」

大麻取締法を巡ってはこれまでなかった使用罪が追加されるなど12月12日に改正を控えています。

岡山放送
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