「ワンプレートおせち」は、“奇数”の品数で盛り付けるのがポイント。
奇数は割り切ることができないため縁起が良いとされ、5点盛り、7点盛りなどで準備しよう。
汁気があるものは豆皿に入れる。
汁が流れるのを防ぐとともに、豆皿を置くことで立体感が出て見栄えが良くなる。
さらに食材の下にハランなどの葉物や色紙を敷くと見た目が一層華やかになる。

そして、おせち料理は「祝箸」でいただこう。
祝箸は神聖な柳の木でできていて、両方の先端が細くなっているのが特徴だ。
これは、一方を年神様、もう一方を人が使い、「年神様と食事を共にする」という意味が込められている。
野菜の飾り切りで華やかさアップ
最後に、おせち料理の盛り付けをより華やかにする野菜の飾り切りを2つ紹介しておこう。

ニンジンで作る「梅」と、キュウリで作る「松」は包丁を使わない工程も多いので、子どもと一緒に挑戦してみてはいかがだろうか。

「ニンジンの梅」の作り方
1. 1センチ幅に輪切りにしたニンジンをゆでて、梅型に抜く
2. 細いストローで梅の中心部分に3~5カ所穴をあける

「キュウリの松」の作り方
1. キュウリを縦半分に切る
2. 梅型で松の形に抜き、3カ所に浅く切り込みを入れて縦の線を入れる
お正月は1年で最初の大切な行事。
新年を迎えるワクワク感と共に、食卓に並ぶおせち料理の意味合いについて家族で語り合ってみてはいかがだろうか。
(かまぼこを使った「へび」「椿」の飾り切りとパーティー風アレンジはこちら)

参考:紀文食品HP