元長野県議の丸山大輔被告が妻を殺害した罪に問われている裁判。11月11日、4つ目のテーマ「事件前後の被告の言動」の審理が始まった。事件前夜、2次会に同席していた同僚議員の2人が証人として出廷した。
「アリバイ工作」は行われていたのか
元長野県議の丸山大輔被告(50)。2021年9月、塩尻市の自宅兼酒蔵で妻・希美さん(当時47)の首を何らかの方法で圧迫し、殺害した罪に問われている。
11月11日から4つ目のテーマ「事件前後の被告の言動」の審理が始まった。
この記事の画像(9枚)被告は事件前夜9時半ころ、一般質問の原稿を作るため同僚議員との2次会を中座し、議員会館の自分の部屋に戻ったとされている。
検察側は、その際に「被告がパソコンを起動させ、USBをさしたものの、操作したのは7時間半以上後だった」として、「原稿作成をしていたように見せかけるアリバイ工作だった」と主張した。
一方、弁護側は、「部屋に戻ってUSBをパソコンにさし、原稿の構想を練っていたが就寝した」として「アリバイ工作とはいえない」と主張している。
被告人の部屋の電気が消えていた
続いて、2次会に同席していた同僚議員の2人が証人として出廷。
検察側の尋問で事件前夜11時ころに外出した際のことを聞かれ、「被告人の部屋の電気が消えていた。質問をやると言っていたのに寝てしまったのだと思った」と話した。
一方、弁護側の質問では、他の部屋の明かりについて聞かれ、「覚えていない。
被告の部屋は分かりやすかったので覚えている」などと証言した。
次の裁判は11月14日に開かれる。
(長野放送)
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