自民党と国民民主党は先ほどから政策協議の初会合を開いています。国民民主党が主張する「年収103万円の壁」の見直しが焦点です。国会記者会館から中継です。
菊池俊匠記者:
政策協議は午前11時から開かれ、現在も続いています。国民民主党による複数の要望を、自民党がどこまで受け入れるかが焦点です。

最大の注目は、所得税などが非課税となる「年収103万円の壁」で、国民民主党は178万円に引き上げるよう求めています。

ただ自民党内では「税収が減る」などとして慎重論があり、6日宮沢税調会長が「玉木代表は178万円の引き上げ幅にこだわっていないと理解している」とけん制しましたが、玉木氏は反発し一歩も譲らない構えを見せています。

国民民主党 玉木代表:
手取りを増やす経済政策を何が何でも実現していきたい。

こうした状況を受け、自民党内には「過半数割れした政権を運営するには国民民主党の協力が不可欠で、丸のみするしかない」といったあきらめの声も出ています。

一方、国民民主党は経済対策としてガソリン減税や電気・ガス代の引き下げなども要望しています。
すでに政府は電気・ガス料金の補助について早期に再開する方向で調整していて、他の要望をどこまで受け入れるか難しい判断を迫られます。
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