おしゃれさから若者に人気のインスタントカメラを巡って、いまある騒動が発生。
品薄で手に入りづらいカメラのフィルムが路上で大量に転売されていたのだ。そこで「イット!」は、フィルムを買い占めていた人物を直撃した。
海外でも人気フィルムが路上で大量転売
小さくかわいらしい見た目や文字を書いておしゃれにアレンジでき、そのおしゃれさから若者に人気のインスタントカメラ。
この記事の画像(33枚)中国人観光客に話を聞くと、「中国でも人気ですよ。多くの人が日本に来て買おうとしています。中国より日本の方が少し安いので」と、その人気は日本人だけでなく、外国人にも広がっている。
ところが、爆発的な人気の影響でフィルムが品薄状態になっている。さらに追い打ちをかけるのが、フィルム転売の横行だ。
SNSで拡散された映像には、新宿の路上でブロックのように積み上げられたフィルム。
撮影者によると、路上で堂々と販売。その後、警察がやってきて、路上販売していた人物を注意している様子も見られた。
さらに投稿された別の写真にも、高く積まれたフィルムのパッケージ。その横の袋には大量のフィルムが入っているのが分かる。
取材班が動画が撮影された新宿駅周辺へ向かうと、フィルムを持つ人物を発見。
話を聞こうとすると、フィルムを持つ人物は驚きの行動に出た。
「なにも関係ないよ!私なにやった」と激高し、なんと取材スタッフのスマホを取り上げたのだ。その後、警察が来て、話し合いでその場は解決した。
フィルム路上転売…法律というよりモラルの問題
チェキのフィルムを取り扱う店に向かうと、在庫は無く、売り切れの状態だった。
カメラのキタムラ渋谷店の寺島秀紀店長に話を聞くと、「あれば売れちゃう、すぐに売り切れになってしまう。半分以上が海外の人。買ってすぐに着替えて、また再来店してレジに持ってきたり…」と話す。
転売に詳しい溝上弁護士は、大量に物を買い占め、路上で販売する行為についてこう話す。
橋下綜合法律事務所 溝上宏司弁護士:
いわゆる品薄状態を作り出すような買い占めというものは、法律の問題というよりはモラルの問題になってくる。道路使用許可、無許可での道路使用という問題が出てくるのかなと思います。
(「イット!」11月5日放送より)