中国・貴州省で、人や車の往来を制限する“関所女”と通行人が言い争う姿がカメラに捉えられた。女は公道を勝手に通行止めにし、通行料を徴収しようとしていたという。その後、警察によって女は拘束され、道路は解放された。
赤い紐で道路を“通せんぼ”目的は通行料
中国南西部・貴州省で10月28日に撮影されたのは、赤い紐の近くで何かを言い合っている人々の姿だ。
この記事の画像(11枚)お互いに文句を言っていると思いきや、文句を言われていたのは紐を持った女。何をしているのかというと…。
目撃者:
“通せんぼ”しているよ、あの人。
道路で紐を勝手に伸ばす“関所女”だ。そのせいで道路を通ることが出来ないのか、紐の周辺には待機する人々があった。
そこで見かねたライダーの1人が女にヒップアタック。しかし、女はひるむことなく車の正面に仁王立ちを続けた。
この迷惑な“関所女”の目的は、実は“通行料の徴収”だった。
女:
通りたいなら料金を払ってね!イヤなら戻って!
通行しようとしていたライダー:
いやいや…ここはみんなの道!あなたのものじゃないでしょ!
女:
いいえ!私のものですから!!
この道はアスファルトで舗装はされていないが立派な公道だ。そのため、決して女の土地ではなかった。
通行人:
公道なんだから通らせてよ。
女は、関所のように車や人の往来を止め続けた。
観光客狙って…公道で金もうけ
女が通行料を徴収する目的は、あまりにも身勝手なものだった。
中国メディアなどによると、このあたりは最近、大自然が味わえる観光スポットとして人気が急上昇していた。そこで女は“お金もうけができる”と通行料を取り始めたという。
その後、騒ぎで駆けつけた警察が女を拘束。地元政府は現地メディアの取材に対し、「通行料を払う必要はありません。この道は無料です」とコメントしている。
(「イット!」 11月4日放送より)
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